急に仕事が出来なくなった場合どうなるのでしょう?
今回、 知人の病気もあり、今回は働けなくなった場合を考えてみました。
そんな不安に対しての回答です。
1)有休消化。
仕事をしなくても給料が発生します。ご存じの通りかもしれません。
2)傷病手当金。
有休消化してしまったら。。ここが不安なところかもしれません。
健康保険から傷病手当金が出ます。ここからは知らない人も多いかもしれません。
傷病手当金:病期休業中の生活保障のための制度。
注意:国民健康保険には、この制度はない。
条件:①業務外での病期やケガ
②連続する3日間を含み4日以上仕事に就けなかった事実
③休業した期間の給与の支払いがない
要するに、原因が仕事以外で働けなくなって、そのため仕事を休んでたら、もらえるってことです。
もらえる金額:直近1年の月収2/3
期間:最大1年半
3)障害年金。
1年半を超えても仕事ができない場合、受給できる可能性がある。
条件:①初診日を証明
②初診日に年金加入、保険料を納めている
③障害認定日に障害状態であること
要するに、医師に診断書を書いてもらい、1年半後にまだ働けない状態であることを証明してもらうのです。
障害年金
1級、2級、3級と分かれます。
- 1級:他人の援助を受けなければ、ほとんど自分の用事を済ませることができない
- 2級:必ずしも他人の援助を受ける必要はないが、日常生活を送ることが極めて困難で、労働収入を得ることが難しい
- 3級:日常生活を送ることはできるが、フルタイム勤務に耐えられない、軽作業しかできない
1級、2級 日常生活が難しい状態
3級 働けない状態
受給額:障害基礎年金+障害厚生年金
だいたい
例)4人家族で2級 → 年間200万(月額17万)
自営業(フリーランス)の場合は。。
有給なし、障害手当金なし、障害厚生年金なし。
・障害年金だけ(例 4人家族で年間120万)
実際に、働けなくなった人はどれくらいで復帰しているか?
・9割以上の人が2か月以内に仕事復帰している。
( 現金給付受給者状況調査報告_協会けんぽ_平成29年度 )
備えはどうする?
①公的保険
先ほどの、傷病手当金、障害年金を用いる。自営業(フリーランス)では障害基礎年金のみ。
②貯金
公的保険と合わせて2年分の生活費があれば、安心感はあると思います。2か月で復帰できる場合が、ほとんどなので。
③副収入
不動産、株式、事業収入など。民間保険よりは、収入を蓄え、副収入を少しでも作っておくのが重要かと思われます。家族がいるなら、掛け捨ての生命保険は必要かと思いますが。
④親族に頼む
保険料払うより親族にプレゼントしておいた方がいいかも?
⑤民間保険
それでも不安なら、就業不能保険など。うつなどに使いづらく、あまりおすすめではない。
自営業(フリーランス)なら少し検討もしていいが、それでもおすすめではない。
万が一を考え始めると、不安だらけですが
知識があると対策も立てれますね。
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