はじめに
Rでは、間違った部分が存在すると、エラーが生じます。
最初の頃は、そのエラーだけで何日も費やすことがありますので、エラーとその解決策を今後の方のために残していきたいと思います。
R言語とはプログラミング言語の一つです。特に統計解析に強いとされます。さらにDeep learningの分野でも注目を浴びています。
Rでのエラーでよく出会うものを選んで、その原因と解決法を載せていきたいと思います。
Rのエラー原因 「Error in if (条件式) { … } : missing value where TRUE/FALSE needed」
今回のエラーは、多くの人が出会って困ってしますエラーです。
出てきたエラーは下記です。
「Error in if (条件式) { … } : missing value where TRUE/FALSE needed」
というエラーメッセージが出たので、同じように困っている方がいればと思い、解決までの方法を記載しておきます。
Error in if (条件式) { ... } : missing value where TRUE/FALSE needed
エラーについて、具体例を示します。
例えば、以下のようなコードがあるとします。
x <- c(1, 2, NA, 4)
for (i in x) {
if (i > 2) {
print("Greater than 2")
} else {
print("Not greater than 2")
}
}
このコードは、x
ベクトルの各要素について、2より大きいかどうかを判定しようとしています。しかし、x
ベクトルには NA
という欠損値が含まれています。このため、i > 2
の条件式が NA
を返すことがあり、上記のエラーが発生します。
Rでのエラー解決 「Error in if (条件式) { … } : missing value where TRUE/FALSE needed」
この問題を解決する方法の1つは、is.na()
関数を使用して、条件式で NA
をチェックすることです。以下のように修正することができます。
x <- c(1, 2, NA, 4)
for (i in x) {
if (is.na(i)) {
print("Missing value")
} else if (i > 2) {
print("Greater than 2")
} else {
print("Not greater than 2")
}
}
この修正により、NA
が含まれている場合にも正しく処理され、エラーが発生しなくなります。
Rの基本的なことであれば、下記の本がオススメです。
2016年に第3版が出ました。少し古いですが、基本が網羅されています。レビューも高評価。
基本ネットで調べれば出てきますが、本として包括的なテキストを持つことは、便利で私は一冊持っておくのが役立っています。
立ち読みも出来ますので、下記リンクから立ち読みしてみてください。
The R Tips 第3版: データ解析環境Rの基本技・グラフィックス活用集
こちらも高評価かつ新しい本になります。特に初心者におすすめの内容です。
知りたい内容があるか、目次で確認してもらえるので、必要であるか確認してみてください。
コメント