はじめに
資産運用の一つの方法として、高配当株投資があります。
企業が、利益の一部を株主に還元する、そのお金を配当金といいます。
配当金を出す企業、特に高配当を出す企業は、ある程度成熟した誰もが知る企業が多くあります。
高配当株投資の良いところは、その都度その都度配当金をもたらしてくれるので、実際に投資を始めてお金をもらえるという豊かになった実感を与えてくれます。
完全な不労所得。これが配当金の最大のメリットです。
月5万円が家計に増えれば、かなり家計は楽になります。
では、高配当株投資を始めるには、どうすれば良いか。何に投資すれば良いでしょうか。
高配当株投資では、分散が重要!
高配当株投資は、高配当を出す企業に投資をすることで、配当金を受け取る投資方法です。
不労所得が得られることで人気の投資方法です。
しかし、注意が必要な部分もあります。
高配当株投資のデメリットは、成長性が乏しい企業が多いということです。つまり、株価の上昇が見込みづらいのです。そのため、業績の良い企業を見極めて、株価が下落して含み損を出来るだけ抱えないように投資する必要があります。
高配当株の企業が無配(配当金を出さなくなる)や減配(配当金を減らしてしまう)してしまうと、たちまち株価も下落してしまい、ダブルパンチを食らいます。もし、一つの会社に全力投資をしてしまうと、資産を失う可能性もあります。
そのため、高配当株投資では特に分散が重要となります。
つまり、たくさんの企業に投資を行い、一つの企業がもし倒産しても、他の企業から得られる利益で補えるようにしておく必要があります。
分散をするには、たくさんの企業に投資することが必要です。少なくとも50社以上が必要かと思います。いろんな業種のいろんな企業に投資することで、投資で損をする可能性を出来るだけ下げることが重要です。
業種、いわゆるセクター(商社や車業界、たばこ業界など)も分散が必要です。同じ業種では、少なからず経済の影響の受け方は偏ります。車業界だけに投資して車業界全体がダメになるとダメージが大きいです。
では、たくさんの企業に分散するにはどうすればよいでしょうか。
米国高配当株投資 ETFがオススメ
高配当株を始めるうえで、欠かせないのが、米国株(アメリカ株)投資です。
アメリカ企業は、株主を大事にする慣習が根強くあります。株主還元する意思が強くみられるのがアメリカ企業です。
では、どのように高配当株投資を行うのがよいでしょうか。
①個別株投資
②高配当ETF(こちらがオススメ)
について説明します。
①個別株での高配当株投資
個別株での高配当株投資は、利回り(配当金を出す利率)が良くなることが多いが、集中投資は注意が必要です。
- 株価が下がり続ける可能性がある。
- 減配や無配になる可能性がある。
そのため個別株集中投資は、リスクが高くなります。
かといって、個別株を10社に分散して投資するには、
- 資金が必要(人気銘柄は株価が高い)
- 銘柄選定する手間がかかる(セクターや業績を考えないといけない)
少し初心者には向かない投資方法だと言えます。
②高配当ETF こちらがオススメ
ETFとは、簡単に言うと、銘柄をたくさん集めた銘柄です。
要するに、専門家が投資家たちから集めたお金で分散投資を行い、投資で得た利益を投資家たちに還元する仕組みという仕組みで出来ています。その分、手数料がかかります。
高配当ETFには、いくつかありますが、高配当株を投資家から集めたお金で分散投資、運用してくれるETFになります。
高額な銘柄を1株づつ購入すると、かなりの金額が必要となりますが、
ETFだと数千円から数万円で、数十社から数百社への分散投資が可能となります。
個別株よりは利回りが少し劣るかもしれませんが、リスクもかなり低くなります。
高配当ETFでオススメは、VYM、SPYD、HDVです。
それぞれの解説については、後日説明します。
次に、日本株の高配当株投資にいきます。
米国株の高配当株には、二重課税の問題があります。アメリカで10%の税金を課せられ、日本でも20%の税金が課せられています。
また、1か国集中にならないように分散が必要です。
そのため、私は日本株の高配当株も行っています。
日本高配当株 個別株がおすすめ!?
日本株での高配当ETFは、どうしてもセクターが偏ってしまい、利回りの高い景気に影響される企業がたくさん入ってしまう傾向にあります。
業績が良くて高配当である株式を長期で保有するには向かない方法です。
出来れば、ETFという形で保有出来れば手間もかからず良いのですが、日本株の高配当株投資においては、なかなか良いETFが存在しないため、個別株での投資をオススメします。
しかし日本株は、100株からの購入が基本です。高配当株投資をするにあたって分散をするために、100株ずつで購入した場合は、1000万円程度の資金が必要となってしまいます。
取引価格がとてもおおきくなってしまいます。それぞれの証券口座では、少数の株で取引きすることも可能でしたが、少額で取引するには手数料が大きくなってしまい高配当株投資を行うのが難しくなってしまう問題がありました。
しかし、2018年10月にSBIネオモバイル証券が開設しました。
SBIネオモバイル証券は、
- 日本株を1株ずつ購入可能
- 手数料は200円で取引し放題(1か月50万円まで)
- Tポイントが毎月200ポイント付く(Tポイントでの取引も可能)
日本株での投資を行うには、少額で、分散投資をするには最適な証券会社となりました。
優良な投資先に分散投資するには、これまで何百万という資金が必要でしたが、SBIネオモバイル証券なら、数万程度で分散投資できます。手数料が安いのもメリットです。
デメリットは、指値注文が出来ないこと、100株未満では株主優待が貰えないこと、でしょうか。アメリカETFもSBIネオモバイル証券では買えませんので、楽天証券をオススメしています。
SBIネオモバイル証券の解説は以下のページからいけるようにしておきます。
では、どの企業が良いのでしょうか?
それについては、私の行っている高配当株投資を参考にしていただければ幸いです。
SBIネオモバイル証券での取引が楽しくて、ついつい日本株の比率が高くなっていました。コロナショックでそのことに気付いたため、最近は少し抑え気味ですが、更新していきたいと思っています。
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