はじめに
株価と債券の価格は基本的には逆相関がみられる。
つまりは株価が上昇すれば、債券は下落。株価が下落すれば、債券の価格が上昇するということです。
これは基本的に債権の方が下落しにくい資産であるため、株価が下がれば債券を保有したくなる。欲しい人が多ければ債券の価格が上がる。
つまりは、株価下落中に債権は緩衝材となりやすいということです。
債券などを含んだeMaxis slimバランス(8資産均等型)では今回の下落は6%ほどです。S&P500では12%ほど下落していますから、株式以外の資産はクッション作用(下落時に下落幅が少ない)があります。
上記から株式より債券や現金としての流通が大きいことがわかります。これだけ押さえておいても今後の考え方に影響があるかもしれませんね。
株と債券のリバランス
株式投資と債券の割合についてはどうすれば良いか。
これは人それぞれです。では、どのように決定すれば良いか。
これまでも自分の資産運用を決定するための因子を記してきました。基本的には個別株投資については別枠で考えております。
- 目標金額、運用可能金額、運用期間から利回りを計算。
- 利回りからインデックスファンドを探し、投資する。
これが一番簡単な投資方法だと思います。実際には、運用期間は出口戦略の観点から短めに設定し、下落の可能性にも考慮したいものです。
さらにリスクマネジメントの観点から下落時の情報を集めておくとよいと思います。
債券や、金などのコモディティの値動きを考慮する。債券や金などの資産割合を入れて利回りを計算できるとさらに良いと思います。
利回りからeMaxis slimバランスも良い選択肢かもしれません。
さらに現金比率について
米国株投資を中心に行うのであれば、基本的には日本円はリスクには強い資産になります。
なにかあれば”円”は昔から変わりません。リーマンショックでも円高で1ドル80円台にもなりましたね。今回も一時的に株価と逆相関で円安になった時期がありましたが、やはり円高へと振りました。
日本円で米国株投資を行うのであれば、日本円をリスク資産として現金保有も悪くないと思います。
なぜなら日本円が一番の安全資産と考えられるからです。宇宙人が攻めてきたなどでは、どの資産も役に立たない可能性はありますが、有事の時の金、もしくは日本円と考えれると思われます。
どれほど日本円を持つか。
生活防衛資金とは別に資産のリスクヘッジとしての日本円をどの程度持つか。そのあたりについても考えてみても良いかもしれません。
最後に
私はまだ若いこと、収入がある程度安定していることからリスクを取って今回の下落時には日本円を株式へと換えていく予定ではいます。
どの資産をどの割合で持っておくか。これは本当に人それぞれです。
いろいろな選択肢を持って資産運用出来れば、リスクを持ってリターンを得られると思います。
長期運用でなければ、日本円を持っておくだけでも資産運用と呼べると思います。
みなさんの資産運用がうまくいくことを祈っています。
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