教育資金の準備方法【学資保険の時代ではない】

資産形成

はじめに

こどもの学費がどんどん上がっている状況です。

学費は、少子化の影響もあり少しずつ上がっています。だいたい20年後には10%くらいあがっているのではないかと言われています。

つまり、現在こども一人につき1000万円かかるとすると、こどもが大きくなって大学に入ったころには、1100万円くらい必要かもしれない。

https://toyokeizai.net/articles/-/283847 より引用

どんどん値上がりしてますね。15年間で80万円くらいあがっています。

 

では、そもそも学費どれくらい必要なの?

どう準備すれば良いの?

私は、学費の貯め方を5年くらい迷い、勉強して現在の方法に至っています。

実際には、【貯金】→【学資保険】→【株式投資】と至っています。

株式投資といっても安全・確実性を重視して行っています。

私はいろいろ遠回りしたので、10万円ほど損しました。実際にはもっと機会損失していたかなと思います。
みなさんには、損せず準備していただければと思います。

このブログを読むことで、真っすぐに一番良い学費の貯め方を理解してもらえればと思います。

どう準備するか?

まず、どれくらいの金額を、いつまでに必要か?

これを理解する必要があります。

次に、何を重視するか?

私は、安全に確実に貯めていくつもりです。

はじめに で株式投資と書いたので、ん?と思ったからもいるかもしれませんが、基本的に一番安全、確実に資産運用する予定です。

 

では、まず学費についての背景について理解します。

①お金がかかるのは?

文科省HP より引用

 お金がかかるのは、ほぼ高校と大学です。

 高校までの必要なお金は上記になります。550万から1800万円になります。やはり私立が高いですね。

 大学が一番お金がかかりますが、国公立大学で600万円、私立大学で900万円ほどです。理系に進んだ場合は、さらに大学院に行くとなると更なる負担となります。

https://rikeilifeblog.com/wp/2018/12/16/post-40/ より引用(初年度の大学院の学費)

つまり、合計金額は

1. 全て国公立: 550万(高校まで)+600万(大学)=1150万円

2. 高校まで国公立、大学は私立: 550万円(高校まで)+900万円(大学)=1450万円

3. 中学校から私立: 1000万円(高校まで)+900万円(大学)=1900万円

なかなか高額ですね(><)

 

③教育費はインフレする?

 教育費は上がりやすのが現状です。はじめにのグラフで示しましたが、15年で80万ほど上がっています。給料の上がり方より、学費の上がり方の方が大きい状態です。

 今回上記の計算では、ある程度値上がりをした学費を考慮しています。

 学費はだいたい年間0.5%値上がりしています。

 だいたい18年で10%の値上がりです。

 

どう貯めるか?

では、どう学費を貯めるか?

ひとつひとつの方法を検討しましょう!

  1.  貯金する
  2.  学資保険
  3.  株式投資(つみたてNISA)
  4.  私の運用方法(つみたてNISA+貯金)

 

目標金額を 20年で1500万円 を貯蓄するものとします。(かなり高めの設定ですが、一人暮らしの家賃なども考慮するとこれくらいは必要かと。。。)

1)貯金する

メリット:安心、確実性が高い

デメリット:たくさん貯金が必要

 

1500万円÷20年= 年間75万円(月6.25万円

貯金してもお金は増えない(楽天銀行でも0.1%)です。

貯金するには、かなりの額が必要ですね。こども2人とかはかなり難しい。。

 

2)学資保険

メリット:貯金よりは多少(15万円ほど)お得。保険にもなる(目的とは違うが)。

デメリット:たくさんのお金が必要。貯金に比べればややリスク。

 

だいたい1500万円を目標として学資保険に入るとすると、

月6万円で20年間1450万円つみたてて、返ってくるのが1500万円くらいだと思われます。会社によりますが、ソニーフィナンシャルが一番利率が良かったとは思いますが。

つまり、貯金より50万円くらいお得です。

しかし、学資保険はリスクもあります。

 まずは、急に必要なお金が出来た場合に使えないこと(引き出すとお金が減る)。 

 次に、学資保険の会社が潰れると資産を失う(実際は保証がありますが)

正直、貯金とあまり利益は変わりませんが、使えないお金が増えるデメリットが大きいですね。。

私は2年くらい学資保険をしていましたが、次のつみたてNISAを始めるにあたって解約しました。2人のこども分で15万円くらい損しましたね。

 

3)株式投資(つみたてNISA)

メリット:圧倒的にリターンが良い。

デメリット:リスクは高い。必要な時に株価が下落していれば、足らなくなる。

 

平均年利4%の全世界株式(VT)での株式投資をしたとします。

つみたて金額が月4万円となります。

計算上、つみたて金額(元本)が980万円で、利益が520万円となります(合計1500万円)

長期国際投資というかなり安全なプランを立てましたが、それでもリスクがあります。

必要な時期に大暴落をしている可能性です。その場合は、資産が30%程度下落している可能性もあります。つまり、1050万円程度しか使えず、必要額に足らない可能性もあります。

 

長期国際投資のメリットについては、こちら

資産運用の目的と投資方法については、こちら

サジマニ【より良い生活のために】 | 資産と医学の勉強日記
【成功への近道】投資の目的をはっきりさせるこ/

 

4)私のおすすめ 株式投資(つみたてNISA)+貯金

さらに最適なプランを検討しました。

 

私は、学費確保には安心・確実が大事だと思っています。

そのため、最初の数年間は株式投資(つみたてNISA)を行い、あとは貯金。

株式投資の問題点である、大暴落を想定した出口戦略が大事です。そのため、最後数年間は貯金としました。

 

【株式投資15年+貯金】

楽天VT:全世界株式への投資

仮定:年利4%(控え目な想定:過去のリターンは5%)

月5万円

1. つみたて15年(1200万円)

 5年で900万(元本)、利益300万円、合計1200万円

2. 貯金5年(合計300万円)

元本1200万円(月5万円)で

合計1500万円

 

暴落前にお金に換えておく必要があります。

 

まとめ

上記の投資は、リスクがあるが、長期に運用すればリスクはかなり低い。(アメリカや日本が潰れない限り、資本主義経済では株式は衰えないとの考えです。) 

過去のデータから10年間運用すれば、リスクはかなり低いとされる。(もちろん13年間低場が低迷した事実もあるため、リスクは無くなりはしない。)

かつ、必要時期と必要な費用【出口】がある程度決まっているため、そこに向けてリスク管理をする。

はじめにリスクを取って、ある程度道筋が出来れば、あとは貯金にしてリスクを無くしていく。

今回行ったシュミレーションは、ネットの「複利 シュミレーション」でいろんなサイトから出来ます。

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