【全世界株式VTが最強?】国際分散投資のメリット、デメリット

資産形成

はじめに 分散投資のメリット

投資において分散が資産を守るうえで重要なことが知られています。

逆にギャンブルでは、分散すれば負けることが確実です。

例えば競馬。すべての馬に賭ければ確実に負けます。それは、ゼロサムゲームというか、みんなが賭けたお金を大元が取り、かつ分配するゲームだからです。だれかが損をする仕組みの中では、分散投資は効果がありません。

しかし、投資の世界は、分散投資の方が勝つ確率は高まります。

経済が成長すれば全体的にプラスになる(利益が出る)、プラスサムゲームだからです。ある企業がマイナスでも、他の企業がそれを補うほどのプラスとなっている世界です。両方に投資すればトータルプラスになります。

これが分散投資が勧められる理由です。

では、国際的に分散、つまり色々な国の企業に投資することは、投資の世界で有利に働くのでしょうか。

過去の歴史から考えてみたいと思います。

国際分散投資のメリット、デメリット

これまでの歴史

平成元年には、株式の上位を占める企業は、ほとんど日本企業でした。

いわゆる、日本最強時代

しかし、バブル崩壊後から現在に至るまでは、ほぼ米国(アメリカ)企業が上位を独占しています。

アメリカ最強時代ですね。

どんどん時代は流れており、その年その年でも投資のリターンは大きく変化しています。

「株式、債券、不動産、コモディティ・・・」  リターン1位は毎年入れ替わっています。

 

現在は「アメリカ最強」の時代ですが、今後長期でみるとどうなるかわかりません。

そのため、国際分散投資は、かなり有効だと考えられます

国際分散投資のメリット 

では、メリット

長期・国際分散投資すれば、確実に勝てる。(世界経済が成長する限り。)

一応、世界経済が成長する限り、とはしましたが、人間が進歩する限り、人間に欲望がある限り、人間がより良い社会にしようと思う限り、世界経済は成長します。

そのため、長期的に見れば国際分散投資は、歴史からも確実に勝てる投資法だと思われます。

もちろん、勝てるというのは元本よりプラスになるという意味です。どれくらいのリターンを求めるかによって、リスクも大きくなることが問題です。

国際分散投資の有名なETFは、VTですが、年利5%程度ですね。

国際分散投資のデメリット

では、デメリットは?

暴落時は、ほぼすべてが暴落する。リーマンショック時も日本債権以外は暴落。

暴落時は為替も激しい動きをする。為替リスクが強い。円高になりやすい。円高では暴落の影響を強く受けてしまします。

つまり、分散投資が暴落から救ってくれるわけではありません。最終的にプラスになるために分散をしているということです。

出口戦略についてもまた記事にしたいと思います。

 

デメリットを克服するには?

暴落時でも予定通り積み立てていく投資法が確実です。

今後の値動きがわかる人であれば、売り買いのメリットがありますが、値動きがわからない普通の人は売らずにドルコスト平均法を実践していくことが理にかなっています。

世界経済がいずれ回復することは歴史が証明しています。

また、子どもの大学資金など、お金が必要な時期が決まっているのであれば、必要な時期の数年前から現金に換金しておくのも良いと思います。

まとめ

国際分散投資は、暴落に強いわけではない。暴落するときは、他と同様に暴落する。

しかし、長期・国際分散投資は、確実にプラスになる投資法です。

投資に興味はないが、20年、30年と資産運用したい人にとっては、とても良い投資法だと思います。

毎月3万円積み立て投資を20年間、年利5%(VTを仮定)で運用すると、

元本720万で、1200万円になります。つまり+500万円の運用利益となります。

積み立てシュミレーションは、下記の金融庁のページで可能です。

資産運用シミュレーション : 金融庁
NISA(少額投資非課税制度)のしくみや投資について基本から解説します。今後どのように資産を運用していけばいいか、自分ではなかなかわからないもの。シミュレーションをもとに、自分にとって最適な資産運用法を考えましょう。

ちなみに毎月3万円、20年間は、つみたてNISAの適応範囲なので、非課税で運用できます。(通常利益に対して20%の課税がされます。つまり、この場合だと100万円税金になるところです。)

私は、妻のつみたてNISA口座で楽天VTを月3.3万運用しています。妻は資産運用に興味がないため、国際分散投資としています。

資産運用の方法を決定するには、こちらの記事も参考にしてください。

また、証券口座については、楽天証券がオススメです。それは下記の記事に解説しています。

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