はじめに
ファイザー製のワクチンの2回目を打ってみて数日経ったので、感想を記しておきたいと思います。
ちなみに下記が1回目の感想です。
最近は、変異株の影響もあり、緊急事態宣言が発令されるほどです。
ワクチンが無い状態では、かなり怖い状況になっていますね。事実、30代の女性が亡くなったとの話も聞きました。煽るわけではないですが、注意は必要と考えます。
ファイザーのワクチンは、他のワクチン(アストラゼネカやジョンソンエンドジョンソンなど)と違って血栓のリスクが低いようです。中国製ワクチンなどは効果が薄いようですし、日本が調達したファイザーのワクチンはかなり良いワクチンに感じます。
父は医療者ではないのですが、ワクチンを信じていないようでした。おそらくワクチンに不信感を持っている方が多いんだろうなと感じます。
こんなCOVID-19(新型コロナウイルス)感染が流行している状態ですし、ワクチンを打てるのであれば打つのが本当にオススメだと思います。(もちろん、父にもオススメしておきました。)
ワクチンに対して拒否反応を示している方々の意見としては、ワクチンの副作用と新型コロナウイルスの発症とにおいて、ワクチンの副作用の方が重篤もしくは確率が高いと考えているからではないかと思います。
しかし、これまでのデータからは、ファイザーのワクチンの副作用は、リスクを上回るメリットがあると考えます。
【ワクチンは2回目がしんどい】ファイザー製ワクチン2回目を打ってみての感想
正式には、コロナウイルス修飾ウリジン RNA ワクチン(SARS-CoV-2)(コミナティ筋注)の2回目接種を行いました。
まずは感想を述べて、その後に臨床試験での結果から考える副反応について述べたいと思います。
2回目を実際に打ってみて
打った直後は、特に痛みも強くなく、15分の安静でもアナフィラキシーの症状もなく普段の生活に戻りました。(ちなみに、これまでにアレルギーの既往があれば30分は経過を観察した方が良いようです。)
数時間後から打った部位に少し痛みが出始めました。インフルエンザワクチンも毎年打っていますが、インフルエンザワクチンでも痛みが出ますので、それよりは少し弱い痛みでした。
翌日には、風邪をひいたときのような、全身のだるさと倦怠感が出現しました。正直、風邪の時に似ているなと思いました。他の症状は無かったです。仕事があったので、アセトアミノフェン系の解熱鎮痛剤を用いて対処しました。飲んでからは普段通り仕事を行いました。
これまで2回目はしんどいと聞いていたので、副反応はあまり無かった方かなと思いました。
良く聞く副作用は、大きく2つで、発熱系と二日酔い系でした。明らかに若者の方が副反応が出やすいようです。私は自分で若者と思っていましたが、あまり出ませんでした。。
これまでの報告も含めて副反応について
まず、アメリカの疾患対策センターから報告された論文があります。JAMAという有名な雑誌に投稿されています。
そこに載っているTable(表)がわかりやすいですが、2回目の副反応として、接種部位の痛みが一番多く(ファイザー製で67%)、倦怠感が48%、頭痛が40%、発熱が21%と報告されています。
その他に、高齢者(65歳以上)の方が副反応は少なかったようです。
また副反応が出やすいのが、接種翌日までのようです。
厚労省からも頻繁にデータが発表されています。
副反応については、こちら(下記と同じリンク)を確認するのが一番正しい情報かと思います。
4/23に発表された4/18までのデータでは、アナフィラキシー反応が出た頻度は、2.5%(492件/1,930,111接種)のようです。
死亡例は、直接的な因果関係はわからないとのことですが、10例存在するようです。
最後には、ワクチンの添付文書を載せておきます。そんなに難しい言葉は無いと思いますので、ご自身でも読んでみてもらえたらと思います。
まとめ
医学や資産運用、パソコンなどの役立つと思われる情報をこれからも発信していく予定です。
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明らかにワクチン接種のメリットが、ワクチン接種をしないリスクを上回るように思われます。
mRNAワクチンの作用方法について疑問を持っている方もおられるようですが、mRNAワクチンの簡単な説明が添付文書にありましたので、最後にそちらを載せておきたいと思います。
本剤に含有される修飾ウリジンメッセンジャーRNA(mRNA)は脂質ナノ粒子に封入されており、それにより非複製性であるmRNAが宿主細胞に取り込まれ、mRNAにコードされるSARS-CoV-2のスパイクタンパク質が一過性に発現する。本剤接種によりスパイクタンパク質に対する中和抗体産生及び細胞性免疫応答が誘導されることで、SARS-CoV-2による感染症の予防に寄与すると考えられている。
コロナウイルス修飾ウリジンRNAワクチン(SARS-CoV-2)(コミナティ筋注)添付文書 作用機序から引用
ウイルスなどは細胞に侵入することで感染します。そのため、自分の細胞ごと死滅させなければいけません。感染しているかどうかはウイルスに感染した細胞が出す異常タンパクを免疫細胞が認識する必要があります。このタンパクを記憶した免疫細胞が、獲得免疫として次回の感染に備えます。
mRNAワクチンは、新型コロナウイルスが出す異常タンパクと似たタンパクを作るようにmRNA(タンパクの設計図)を細胞に取り込ませることで免疫細胞に新型コロナウイルスの異常タンパクを記憶させるという方法です。本当に新型コロナウイルスが侵入してきた際にすぐに応答して、ウイルスの排除を行ってくれます。ウイルスは感染してから発症するまでに増殖する必要があります。増殖するまでにウイルス排除をすれば感染しても発症しません。また、増殖しなければ、他の方への感染力も低下します。
ちなみに、mRNAはタンパクを作る指令書のようなもので、DNAから作成されます。遺伝子組み換えとは違います。遺伝子情報に影響が出るのではないかと心配されている方も多いようです。
もちろん、生命については不明な部分がたくさんありますが、現状で分かっている正確な情報を得ていただきたいなと思うところです。
【ファイザー製ワクチンの添付文書】
コロナウイルス修飾ウリジンRNAワクチン(SARS-CoV-2)(コミナティ筋注)
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